集客のデジタル化は「何をやるか」より「どれから始めるか」の順番が重要で、手間が少なく効果が積み上がりやすいGoogleビジネスプロフィールから着手するのが着実です。情報発信手段を「手間」と「効果の積み重ねやすさ」で比較し、今日からできる一歩をお伝えする、やさしいDX入門連載の第2回です。

皆さんこんにちは!AIコンサルタント(中小企業診断士)の津田です。

「うちは紹介とチラシで、なんとかやってきた」——そう話す経営者は多いと思います。でも最近、「新規のお客様が増えない」「若い担当者に代替わりした取引先から、ホームページを見て問い合わせできないのかと聞かれた」というモヤモヤはないでしょうか。

前回、DXとは「経営のやり方を変えること」であり、そこに至る手前に「デジタル化」という段階があるとお伝えしました。今回はその中でも、多くの経営者が最初に取り組みやすい「集客のデジタル化」を扱います。ホームページやSNS、Googleビジネスプロフィールといった「情報発信」を通じて、お客様に自社を「見つけてもらう」ための一歩を紹介します。

この回で分かること

なぜ「情報発信のデジタル化」から始めるといいのか

集客のデジタル化と聞くと、SNSを毎日更新したり、広告を出稿したりといった、手間もお金もかかるイメージを持つ方が多いかもしれません。ですが実際には、取り組みごとに「かかる手間」と「効果の出やすさ・積み重ねやすさ」は大きく違います。

私が支援する方の話を聞いていると、「SNSをやらなきゃと思って始めたが、3ヶ月で更新が止まった」というケースをよく見かけます。これは、いきなり手間のかかる取り組みから始めてしまい、続かなくなってしまうパターンです。集客のデジタル化は、何をやるかより「どれから始めるか」の順番のほうが重要です。

情報発信手段の「手間」と「効果の積み重ねやすさ」マトリクス 縦軸を効果の積み重ねやすさ、横軸を手間として、Googleビジネスプロフィール・SNS発信・チラシ配布・ホームページ全面リニューアルの4つを配置した2×2マトリクス。Googleビジネスプロフィールが最も着手しやすい位置にある。 効果が 積み上がる 一過性 手間・大 手間・小 Googleビジネス プロフィール (まずここから) ホームページ 全面リニューアル SNS発信 (継続が前提) チラシ・紹介頼み (今までのやり方)
図:情報発信手段の「手間」と「効果の積み重ねやすさ」。Googleビジネスプロフィールは手間が少なく効果が積み上がりやすい、最初の一歩に向いた位置にある。

実際、株式会社トライハッチが2024年4月に飲食・医療業界の経営者136名を対象に行った調査では、次のような結果が報告されています。

56%の経営者が「Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)の活用が成果につながった」と回答し、29.6%が売上の増加を実感したと答えている(出典:株式会社トライハッチ「Googleビジネスプロフィール活用の実績と将来への展望」調査、2024年4月実施)

すべての業種に当てはまるとは限りませんが、「地域のお客様に見つけてもらう」ための入口として、まず整備しておく価値は高いといえます。

一方で、SNS発信は「継続してこそ効果が積み上がる」性質があり、手間は大きめです。

株式会社PLAN-Bが2025年3月に全国の中小企業マーケティング担当者200名に行った調査では、42.0%が「人材・リソース不足」を課題に挙げている(出典:株式会社PLAN-B「中小企業のマーケティング体制と外注活用の実態調査」、2025年3月実施)

担当者や時間が限られている会社ほど、いきなりSNSから始めると息切れしやすいということです。

まず何から始めるか

今回は、次の1つだけをやってみてください。

Googleビジネスプロフィールに登録し、営業時間・住所・電話番号・写真3〜5枚を整えること

すでに登録済みの場合は、情報が古くなっていないか(営業時間の変更、住所、電話番号)を確認するだけでも構いません。無料で始められ、一度整えれば継続の手間もSNSほど大きくありません。「お客様が検索したときに、正しい情報で見つけてもらえる状態」を作ることが、集客のデジタル化の第一歩です。

SNS発信やホームページのリニューアルは、慣れないうちに手を広げると続かなくなります。次回以降で経理・バックオフィスなど別の切り口も紹介しますので、今回はGoogleビジネスプロフィールの整備だけに絞って大丈夫です。

でも、実際に手を動かすと迷うところも出てきます

「どんな写真を載せればいいか」「口コミへの返信はどう書けばいいか」など、いざ着手すると自社に合わせた判断が必要な場面が出てきます。ここは経験がないと手が止まりやすいところです。もし迷ったら、無料相談で個別に整理することもできます。今回はまず、営業時間と写真を整えるところまで進めてみてください。

まとめ

次回は、見積・請求・入金管理など「経理とバックオフィスのデジタル化」を取り上げます。地味に見えて、実は残業や属人化の解消に直結するテーマです。

「うちの業種だとGoogleビジネスプロフィールに何を載せればいいか分からない」という方は、無料相談でも承っています。この連載を自社に置き換えて考えるための壁打ち相手として、お気軽にご活用ください。

※本記事はAIを活用して作成しています(公開されている調査データおよび実務知見をもとに執筆)。